筆談
「筆談で自分の想いを伝えよう。」
これは営業研修のテーマのひとつです。
筆談とは、文字を書いて意思を伝え合うコミュニ
ケーション手法のことをいいます。筆談は話し言葉に
頼らないことから「聴覚に障害のある人のためのもの」
と思われがちですが、営業マンにとって強力な武器
となります。
2009年に、聴覚障害をもつホステス、斉藤里恵さん
の著書「筆談ホステス」(光文社)がベストセラーになり
話題となりました。この本は常にメモをとりながら
筆談でコミュニケーションを交わし、銀座ナンバー
ワンホステスになった彼女の生き様を描いたものです。
聞くことも話すこともできない彼女の苦肉の策、
「筆談」がとても有効だということが実証されました。
その彼女は、現在は東京都の区議会の議員として
活躍の場を広げています。
私は、商談では必ず筆談を実践しています。
口頭では伝わりにくいもどかしさが筆談をすることに
よって伝わったときのうれしさは格別です。
口達者ではなく、むしろ口下手な方がいい。
朴訥でも相手に自分の想いが伝わります。