老後の楽しみ方
11月3日にFRB(米連邦準備制度理事会)が市場に資金を流す量的緩和
の縮小を決定。利上げは確実視された。日本ではスタグフレーション
傾向にある。景気は低迷しているのに物価が上昇することだ。
会社員の年収は30年間横バイ。国の借金は1216兆円で2008年に
比べると2.2倍に増え、GDPの2.4倍の借金を抱えていることになる。
社会の仕組みが変わり不安が募る老後生活。
天海祐希主演の映画「老後の資金がありません!」を観た。
ストーリーは結婚生活30年、50代半ばの夫婦の生き方を
描いたもの。住宅ローンに追われ預金残高は703万円。
そして主人の会社が倒産、退職金は0円。
前途真暗の夫婦は自宅を売りシェアハウスで新生活を
送るというシリアスな場面が描かれている。
「シェアハウスは同居人と助け合えるコミュニティがあり
心地良い場所。人生をちょっぴりわがままに楽しんで
生きていける」と語る天海の言葉が印象に残った。
人生100年時代。いまや60歳になっても働くのは当たり前。
老後?それは人それぞれでいいと思う。
人目を気にせず前向きに生きることや人の温かさなどが
実感できる秀作。一度劇場に足を運んでみては…。