｢観る｣から｢体感｣するへ

｢猿の惑星／キングダム｣を観た。
この作品の第１作を観たのは高校生の頃だった。半世紀以上も前のことだ。
当時は猿の被り物に驚かされたが……。

ストーリーは、今から300年後、猿が支配する地球が舞台。
ウイルスの流行で退化した人間は言葉を失い、野生動物のような存在に
なっていた。人類に代わって巨大な帝国(キングダム)を築こうとする
猿の独裁者に人間の女性と若い猿が立ち向かうというもの。

今回は主役の若い猿・ノアのリアルな感情表現に、映像技術の進化を
思い知らされた。初めての4DX体験。出演する俳優の動きをCG化する
技術も素晴らしいが、何といっても臨場感が凄い。映像のシーンに
合わせて、前後左右や上下に動くモーションシート、劇中の登場人物と
共に体感できるミストや風で、雨、嵐などの原風景が味わえる。