湯道
日本の文化には「道」と名の付くものが多い。
スポーツの世界では「三武道」と呼ばれる柔道、剣道、弓道がある。
稽古ごととしては、書道、華道、茶道が人気だ。
そもそも「道」とは何を意味するのか?辞書を紐解くと
「道」とは伝統的な技の上達のために修行を積むという
プロセスとある。「道」を極めることで人間力や
精神的な豊かさが身に付くのである。
全国に点在している礼節や道徳といった精神性や人格
を高める神社仏閣も「神道」や「仏道」を極めるために
建てられたらしい。この神社仏閣はコンビニエンス
ストアの数よりも多いとのこと。意外だった。
映画「湯道」を観た。
「人の道は『湯』に始まり『湯』に終わる」と
いう「湯道」に魅せられた人々を演じる役者も
多士済々。本当にお湯の世界を愛する人々に
贈るエンタメで、身も心もほっこりと幸せ
気分にさせるストーリーだった。
パンフレットに掲載されている湯道の11
の所作には、入浴の精神として「湯」に
向かう心の姿勢を表現している。
それに「まるきん温泉」のイラストは故郷
の銭湯にソックリなので驚かされた。
日本人の入浴文化は捨て難い。
画像は「湯道」パンフレットより引用