「英数学館」が初優勝
小雨のちらつく肌寒い11日は、春季広島県高校野球大会の
決勝戦を尾道市の「ぶんちゃんしまなみ球場」で観戦。
V4を狙う広陵を伏兵の英数学館が撃破し初優勝を飾った。
ところで「英数学館」をご存じですか?
英数学館は2018年に安倍政権を揺るがした加計問題で
話題になった加計グループ(7法人30校園をサポート)に
所属する1校です。
1982年に高校を開校し小・中・高の12年間一貫教育を
実践。学校案内では「英語で学ぶ」というスタイルで
「好き」×「得意」=世界に生きる「ジブンだけの武器」を
手に入れる学校とあります。
高校の部活はバスケットボール部、野球部、サッカー部のみ。
昨年は中学校が27名、高校は例年の1.5倍増の95名が
入学したそうです。今年の部員は、MAX147キロのエース
藤本くんはプロ注目の好投手。準決勝の尾道戦を完封し
今大会の全試合を完投したタフネスさには驚かされました。
英数学館は過去の最高戦績はベスト16で決して強豪校ではありません。
しかし3年前の夏大会3回戦で優勝候補筆頭の広陵に勝利し、
大番狂わせを演じています。この時は「奇跡の勝利」をヤユされました。
今年のメンバーはその試合に刺激されて入学志願したそうです。
5月31日からの中国大会でさらなる自信をつけ、夏の甲子園初出場を
期待したい。選手は長髪でゲーム中も笑顔が見られ、監督と選手が
野球を楽しんでいる様子が伺えるし、上下関係も緩そう。
今回の優勝で来年の野球部志願者はかなり増えそうだ。
今日は高校野球の「下克上」を目の当たりにし、感動を覚えるがままに
JR山陽本線尾道駅の北側の千光寺山へ向かった。