「石破・自民党」への期待
27日の自民党総裁選。決選投票で石破茂氏が215票を得て高市早苗氏に
勝利し、明日(10月1日)に首相に指名される。
総裁選には過去最多の9人が立候補し刷新感などと大騒ぎしたものの
結局、消去法の「安定感」が決め手となった。党内を慌てさせたのは
1回目の投票で超タカ派の高市氏が投票トップになったことだ。
投票前夜に麻生副総裁が麻生派の議員に高市氏に投票するように指示した
ことが、まことしやかに流布されていたようだ。約1ヶ月半も候補者が
メディアジャックし、その討論内容は食傷気味であったが、改めてはっきり
したことは自民党の変わらぬ体質だ。
裏金事件を受け「派閥解消」なんて誰もが口にしていたが、裏金事件の再調査
をする気配はない。近々実施されるであろう総選挙で、脱税疑惑の議員を
あっさり公認するのか?今後も麻生、菅、岸田らのキングメーカーによる
政治が継承されるのか?
高市氏が敗れ、極右政権の誕生が阻まれたが「非核三原則の見直し」や
「中国脅威論」も真剣に野党と討議し国民意識を高揚してほしい。
「自民党体質」が変わらなければ将来不安は解消されない。
毎日新聞の「次の総裁に期待するか?」というテーマの世論調査によると、
総裁選前は17%だったが、石破総理の誕生で52%に急伸した。
旧態依然の自民党を変えるには、独特な雰囲気で「モノをハッキリ言う」
強面な石破茂氏に期待したい。
石破しげるオフィシャルサイトより引用