想い、熱量がちがう?
昔は強面俳優、今はユーモラス怪優。
彼は中学時代に「ザリガニ」ばかり取っていたそうだ。
勉強はまったくせず高校は偏差値38の神奈川で最下位の高校へ
進学するも2学期で退学。教師に教科書を燃やされたのが理由らしい。
彼の名は遠藤憲一さん。64歳。
先日、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演していたのを観た。
現在、マンションに閉じこもって誰に頼まれたわけではなく
連続ドラマの脚本を執筆している姿がクローズアップされていた。
何と7年間続けているそうだ。本業の傍ら、のめり込んで
書き続ける理由は「モノづくりに対する思い」だそうだ。
原稿は10数冊のノートにまとめられ、旧知のプロデューサーに売り込むも
OKは出なかった。今後も修正し「ドラマ化したい」と意欲満々だった。
さて私は、来春に38冊目の新刊を出版予定で執筆中だが、
彼のエネルギーに圧倒され、刺激を受けて最終稿を紐解いて
赤ペンを走らせてしまった。入稿期限は過ぎているのに。
人にはそれぞれの想いがある。熱量も違えば価値観もちがう。
それでいいと思う。