リースホールドの家づくり

日本の住宅価格は建築材料の価格アップや職人不足による人件費
の上昇、そして需給のアンバランスによって高騰を続けています。
最近、「土地も建物も価格が高騰し手が届かない」という声が多く
なりました。そこで弊社では「30代のサラリーマンでも半額で
マイホームが実現できる」を謳い文句にしてリースホールド式の
家づくりのプロデュースをスタートしました。
理に叶った仕組みで「手の届く価格で家づくりを」が合言葉です。

リースホールド(Lease hold)とは、日本語で不動産借地権のことです。
地主さんが第三者に土地を貸し、借りた人(借地人)が地代を支払って
自分で家を建てる方式を日本では定期借家制度(定借)と呼ばれています。
私たちはその方式を今流にアレンジし推進して参ります。

日本における従来の定期借地権は地主さん側に「面倒くさい」「トラブルの
恐れあり」「収益性が悪い」などのイメージが一部定着していました。
しかし今回の私どものリースホールドは 地主さん側も借り手さん側も
お互いにメリットが享受できる内容を提案しています。

リースホールド 当事者のメリット

実は私は2023年11月にリースホールドで住宅を取得しました。
なぜリースホールドなのか?
その理由はこの物件の周辺は昔からの大地主さんが所有し、
地域の方のほとんどが定期借地で、地代を支払って家を建てて
いるからです。土地の坪単価は120万円と高値ですので、
土地を購入して建てると1億円超は確実です。
それでも駅近の利便性のいい立地なので「土地を買いたい」という
富裕層は多いのですが、地主さんは「先祖代々の口伝なので…」と
売買はお断りをしているそうです。

私が取得した建物は現在弊社の「リノベな家・景」のモデルハウス
として活用していますが将来は終の住処にするつもりです。
時代は変わり価値観もライフスタイルも大きく変化してきましたが
リースホールドを新しい家づくりのひとつとしてトライして
いきたいと考えています。

「未来は今である」は米国の文化人類学者のマーガレット・ミードの
言葉です。「旧態依然は悪」は私の信条です。今実践している積み重ねが
未来を創るということを肝に命じて日々、精進したいものです。


「リノベな家・景」の外観

丸山景右BLOG

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