自民党の前途
20日投開票の参院選において、自民・公明の与党は
過半数割れで大敗した。昨年の衆議選及び都議選に
続いて三連敗。
石破政権は就任以来、綱渡りの政権運営が続いている。
しかし首相は「今は日米関税交渉に直面し国政の停滞は
許されない」と続投の意向を表明した。
通常なら首相は退陣が必至なのにさすがに図々しい。
さらに何を勘違いしたのかトランプ大統領、いや米国に
対して「なめられてたまるか」と力んでみせた。
この犬の遠吠えは致命傷になるかもしれない。
減税回避で集中砲火を浴びた自民党。
短絡的なコメ価格対応で自民地盤層から怒りを買った自民党。
野党がまとまれば政権交代は可能なのに、野党も一枚岩に
なれない。残念だ。政治的な混乱は長期化し、国民の生活は
益々深刻化することが予想される。それよりも自民党の
前途が心配だ。腐っても鯛、自民党の復活を願いたい。