憂う日本の現状

24日の石破首相の施政方針演説は、故堺屋太一氏の著書を引用し
「強い日本」から「楽しい日本」を目指したいとブチ上げた。しかし、
このフレーズは心に響かないばかりか、誰もがこの能天気ぶりに
呆れてしまったことだろう。


首相官邸ホームページより引用

「若者や女性に選ばれる地方」
魅力のある地方はごく一握りではないのか?
地方は急速に衰退しているのが現実。

「物価上昇に負けない賃上げ」
コメが6割アップ、その他物価上昇に加え貧困率が高まる日本。
90%超を占める中小企業に賃上げなんてとんでもない。これも現実。

昨今は闇バイトや無差別殺人など悲惨で凶悪な事件が相次いでいる。
背景にあるのは社会の分断と格差、そして貧困の拡大が原因なのに
「楽しい日本」なんてナンセンス。

27日のフジテレビの中居正広氏のトラブルに関するフジテレビ幹部の
会見はリアル中継なので何が飛び出すか期待し終了までテレビ視聴した。
しかし、怒号と罵声が飛び交う会見は10時間超を経過した。
不毛な時間を費やしてしまったことと説得力のない釈明のオンパレード
にガッカリ。高齢の経営陣では信頼回復は無理だと思った。

かつて「働き蜂」といわれ勤勉で高度成長を成し遂げた日本人。現在の
体たらくの原因は?ズバリ、「やる気」のなさやレジリエンスの欠如である。
若い人たちの心意気に期待したいのだが……。

丸山景右BLOG

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