不信任の自民党に対抗馬なし

先月末の衆院補選で自民党は全敗し、立憲民主党が勝利した。
しかし、この選挙は自民党の「体たらく」に国民がソッポを向いたのであって、
立憲が評価されたわけではない。自民の最大の敗因は政治資金問題がすべてである。

5月3日は憲法記念日。毎年各地で改憲派と護憲派の集会が開かれる。
しかし今年は、改憲が党是である自民党の強いメッセージがメディアからも
伝わってこない。世論調査でも「改憲は急ぐ必要あり」が33%止まりで低調。
国民から託された権力を正しく行使せず、議員の私欲を肥やした自民党にとって
「針のムシロ」状態は続くだろう。野党の体たらくぶりも残念。
政権交代のチャンスなのに……。

「失われた30年」。日本のGDPはドイツに抜かれ世界4位に後退。
外国為替や物価高でやがてインドにも抜かれるだろう。
令和になっても福祉の負担増や円安による物価高、それに実質賃金が下がる
というスタグフレーションの狭間で将来不安を抱える国民。自民党は政治の
「責任」を果たさず、「権力」を私物化して裏金づくりに奔走した。
このツケは大きい。

選挙のイメージ

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