建物の解体工事
愛媛県松山市にある築後70年の私の実家。
敷地はウナギの寝床型で建物は町家風。
木の引き戸を開けると広い土間があった。何台もの
自転車やバイクが置ける程よいスペースだ。
その東側には台所や裏庭に続く通り土間があり、
夏の日に玄関土間で母が打ち水をする。
すると、ひんやりとした冷たい風が台所に流れ、
その心地良さを今でも鮮明に覚えている。
台所にはかまどがあり、冬は暖を求めて家族が集う。
そんな実家を2年前に相続し、最近、縁あって隣
のビル(5階建)を譲り受けた。そして、建物の解体
工事に着手。隣地のビルは重量鉄骨造で予想以上
に解体に苦戦している。
更地にしてどうするか?
生まれ育った愛着のある土地。
じっくり有効利用を考えたい。