『白球の夏、到来』

全国高校野球大会の広島県予選が
内外野総天然芝の新球場
マツダスタジアムで開幕した。
昨秋優勝に導き、今夏も優勝候補の
一角を担う、プロ注目の六信君を擁する
県北の新庄が魔さかの初戦敗退。
メディアによると、彼は腰や
右ひじの張りに苦しみ、6月上旬には
B型インフルエンザに巻き込まれたという。
彼の今後の野球人生に期待したい。
  
毎年この季節が来るといつも胸騒ぎがする。
今年も時間の許す限り、汗する
高校球児の一投一打に注目したい。
 
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『早起きは三文の徳』

早朝、静かなオフィスで筆を執る。
だから誰も執筆する姿を知らない。
『ゴーストライターがいるの?』『とんでもない』
やっと単行本の原稿をまとめて
図案と写真を添えて出版社へ送った。
   
住宅会社に早朝会議を提案した。
クリアーな頭でスピーディーに議題を
片付けるための7時スタートの
会議は効果テキメンらしい。
貝議、悔議、怪議、廻議、それに懐議。
こんなことをやっていてはいけない。
  
やっと何もかも一段落。これからは
秋のセミナーの準備と新商品の
開発にゆとりをもって臨みたい。
  
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『残念&もったいない』

『営業こそが会社を興す!』とのスタッフの
強い理念で人気を誇った季刊紙“ザッツ営業”
(日本実業出版社)が、休刊することとなった。
  
私は創刊より4年間、編集顧問として
毎回連載を執筆していたので残念だ。
この雑誌は営業マンに特化した成果に
直結する内容なので“休刊”はもったいない。
聞くところによると購読者は
定着していたらしい。やはり社会情勢と
経済動向の急激な変動のせいか?
再度、情報発信のあり方を検討するらしい。
近い将来の発刊に期待したい。
 
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『ハイポーズ』

カメラを向けると決まったようにアントンの
顔まねでふざけるひょうきんなお兄ちゃん。
妹はレンズをじっと見つめて堂々としている。
孫たちとのひととき、私は癒される。
 
子供は五感に刺激をうけて成長する。
水遊びでつめたい水を実感し
山の鳥のさえずりで耳を研ぎすまし
リンゴの匂いを嗅いで嗅覚を養う。
音楽を聴いて身体でリズムをとり
木のおもちゃに触れて感覚を確かめる。
  
泣いて、笑って、とまどって・・・・・・。
自由に『雨楽な家』で遊ぶ子供たち。
自然素材でつくる木の家で
想像力豊かな子どもに育ってほしい。
 
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『雨よもっと降れ』

『虎が涙雨』って知ってますか?
一説によると、曽我兄弟の兄、十郎の愛妾の
虎御前が恋人の死を悲しんで梅雨時に
流す涙雨のことらしい。
  
そんなロマンチックなことより
私のこの時期の苦い思い出は
高校時代の洪水のような野球グランド。
夏の大会前の梅雨時はいつも長雨で
イライラし、空を見上げてため息をつくばかり。
やがて梅雨が明け、入道雲を見ると
やたら元気になる自分がいた。
一気にパワー全開。今年も「夏よ早く来い」だ。
  
♪雨、あめ、降れ降れもっと降れ♪
誰かの唄ではあるまいが、半端な雨はもういい。
   
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『あじさい』

池のほとりに、こんもりと咲くあじさい。
この花は梅雨どきから盛夏にかけて
目につく。薄紅に青と白のあじさいがいい。
あじさいは雨にぬれると枝葉の
緑がより鮮やかになる。
そして雨の水滴がよく似合う。
 
1年前に訪れた防府の阿弥陀寺。
あじさいが咲き狂っていたのを思い出す。
今年も税理士の先生からあじさいが届いた。
髪を切ってメガネで装って夏を乗りきりたい。
 
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『百薬の長』

最近、気合が入りすぎてキレることがある。
年甲斐もなく?!
真剣勝負をしているせいかもしれない。
 
77歳の作家・吉武輝子さんの話に改心した。
「若い後輩に優しく接し、そのうえで、
キレるときは『見事にキレること』」
そんな高齢者に私はなりたい。
 
歳を重ねればより自分らしく生きたい。
103歳で往生すると宣言して
仲間の失笑を買ったが、いたって本気だ。
「今日はうまい酒でも・・・・・・」
酒は百薬の長、たまにはいいだろう。
 
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『もてなしの心』

ある雑誌に堀崎萱二さんが登場。
「神領の民として奉仕させていただく」
というタイトルで、伊勢の人々の
もてなしの心が書かれていた。
  
堀崎さんは伊勢商工会議所副会頭で
建設会社の社長だ。私とのご縁は4年前。
堀崎さんは今では神宮関連行事に深く
関わり「神宮のためなら」と労を厭わないそうだ。
  
「神宮に奉仕するのではなく、させていただくのです。
神宮のことは義理でも理屈でもありません」
そんな堀崎さんの心意気の伝わる記事を
一読してすぐに電話。相変わらずお元気だった。
  
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伊勢神宮の初穂曳
 

『粋を伝承する技』

日本の宮大工の故・西岡常一氏は
「わしらの道具は肉体の一部。道具を
ものとしては扱いません」と語っている。
 
その道具をつくるのが鍛冶職人。
曲物師(くせものし)である。
彼らは手間と時間をかけて丹精こめて
道具をつくる。だから切れ味は天下一品。
長持ちし、美しさが叶えられるのだ。
 
国産材の無垢の木に再び命を
そそぐ棟梁たち。彼らが
粋な日本のモノづくりの心と技を
伝えていく。永遠にそうあってほしい。
 
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『京都へ行こう』

文政六年創業(1823年)の宮脇賣扇跡地に
建つ10層の高級マンション。
京町家の佇まいをエントランスとして残した
この建物が見たくて京都に立ち寄った。
場所は文京区・六角柳馬場。
地下鉄烏丸線・四条駅徒歩6分の位置にある。
趣きある町並みの名残りはあるが
建物そのものには少し違和感を感じた。
  
日本人はそれぞれの時代のさまざまな
建築様式に合わせた住まい方をしてきた。
そこに文化が生まれ、そして歴史が刻まれた。
京都の町には昔ながらの町家がよく似合う。
やすらぎともてなし、そしてそこには
和の遺伝子を呼び覚ます情緒がある。
 
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