『退行性変化』

右ヒジの鈍痛が治らない。
整形外科でケンショウ炎と診断された。
「原因は?」ズバリ尋ねてみた。
「年齢のせい。だれでもガタがくるからね。」
「どうすればいい?」
「手を使わないことだね。」ドクターに笑われた。
 
この年齢になると筋肉の退行性変化によって
身体の機能が自然と低下するらしい。
医学的な説法に得心した僕は
今、手軽にできる「老化予防」を実践している。
時間が許せばカイロプラクティックスに通い
気が乗れば早朝のジョギングで汗を流し
ストレッチで全身の筋肉をほぐす。
ヒジ痛が治ればスイミングも再開したい。
 
会社経営も人の身体と同様、退行性変化に
気づき素早く適応しなければ、未来はない。

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『元気が何より』

2009年度の新設住宅の着工戸数は
大幅に激減。78万8410戸だった。
1973年(190万5112戸)に比べ60%ダウンで
住宅業界は瀕死の状態である。
 
住宅ストックが世帯数を760万戸も超え
さらに購買の中心層である30代の
価値観の変化、つまり、中古住宅・賃貸派や
「家に予算をかけたくない」派の増加が拍車を掛けている。
 
トヨタショックの激震が走る中、
弊社の中部営業部は奮闘している。
昨年は『雨楽な家』を80棟受注し
数字はゆるやかでも右肩上がりをキープ。
今年こそ念願の『100棟達成』に燃えている。
彼らのキーワードは「いつも元気」だ。

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北名古屋モデルハウスのスタッフ

『好天に恵まれて』

ひろしま男子駅伝が24日、開催された。
観客数は過去最多の約30万人。
以前はわがリック社屋の屋上はテレビカメラで
にぎわい、ビル横の駐車場は中継所であった。
僕は今年も高見の見物とテレビ観戦を
決め込んでいたが、伯仲のレースに
沿道で声援を送ることにした。
 
一本のたすきで心をつなぐ駅伝レース。
今年は劇的なアンカー勝負で兵庫が
3度目の勝利を果たし「駅伝王国」の座を奪還。
それにしても駅伝イベントは大仕事である。
陸協役員や高校生などの補助員、そして
ボランティア2600人の人の立ち振る舞いは
見ていてとても気持いいものだ。
 
「いつもお世話になります。」と声を掛けられ
「どうも、どうも」と答える僕。
何もしていないのに何か変な気持だった。
 
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リックビルを背に激走する選手たち

『中国は今』

福岡から90分の飛行で大連へ。
−14℃の針で刺すような寒さには閉口した。
「シベリアへ行ってみる?−35℃だよ」
と意地悪なビジネスパートナー。
「ブヨブヨ(不要)」僕は多くを語らなかった。
 
大連からハルピンまでの新幹線工事。
1000kmをたった3年で竣工する
というそのパワーはすさまじい。
土地は国家の所有だからインフラ整備は急速だ。
 
今、中国ではマイホームのローン地獄で
苦しむ住民の姿を描いたドラマが
大きな反響を呼んでいる。
それでも政府は2012年までの3年間で
1540万戸の住宅を供給するという。
日本の着工戸数は80万戸時代を迎えた
というのに、どういうこと?
 
中国から帰国し明日からまた、国内出張が続く。
暖かくなれば、軍港都市、旅順を訪れたい。
 
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『ファイナル』

今度完結した映画「釣りバカ日誌」を観た。
これまでの22作同様、浜ちゃんの
ブラックユーモアと裸踊りに魅了された。
スーさんの臨死体験シーンやセクシーな
三途ガールズの乱舞などの奇抜な
企画は最終回ならではのものだ。
 
昨日はゆっくりと広島でくつろいだ。
「NHKニュース」「サンプロ」「たかじん委員会」
「釣りバカ」それに「ものまねグランプリ」。
指折り数えるとその日は10時間も
テレビと映画に釘づけだった。
年末年始は読書三昧と決め込んでいる。
新たな気持で、来年も琢磨したい。
 
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『懐かしのあの時代を』

姉ちゃんがお嫁にいくらしい。
姉ちゃんの上気した声が
ふすまの向こうから聞こえてくる。
柱時計がボーンボーンと10回鳴り響く。
 
裸電球の下で、父ちゃんと母ちゃんが
くっつくようにしてひそひそ話。
「なんの話?」と、近づいていくと
「お前はこんでええ」とやんわり遠ざけられる。
仕方がないので、教科書を広げて勉強のふり。
だけど気になって集中できない。
 
柱時計がボーンボーンと11回鳴り響く。
だんだん眠気がやってくる。
ふすまの向こうの姉ちゃんの
話し声がだんだん遠くなっていく。
 
この文言は弊社の広報部が作成した
「雨楽ものがたり」の12作のひとつだ。
 
チックタック、チックタック。
時を刻む古時計。
この一定のリズムがとても心地いい。
古時計を探しに町に出てみた。

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『日曜の楽しみ』

松山出身(千舟町1丁目)の僕にとって
日曜午後8時はたまらない。
NHKドラマ「坂の上の雲」で故郷が
タイムスリップできるからだ。
秋山父子が大街道で出会うシーン。
この商店街は高校の時、毎日通ったところ。
高浜虚子や眞之が泳いだお囲い池。
小学生の6年間、道草を食った池だ。
実家近くにある秋山兄弟の生家もなつかしい。
 
この作品は過酷な戦争を生き抜いた
諸先輩の心の葛藤を描いた長編ドラマだ。
彼らの心情に触れて、僕も刺激を受けたい。
そして坂の上の青い天に白い雲が
輝いているなら、まっすぐに昇っていきたい。
 

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『中国が面白い』

先日、中国から要人が弊社を訪れ歓談した。
建材会社の社長のご紹介であるが
彼女は1700人の社員を率いる辣腕な経営者だ。
『不可能を可能にするのが中国人』
将来をにらんで戸建住宅事業を展開したいとのこと。
そんな縁で昨日、設計スタッフ2名が
大連へ視察に飛び立った。
 
時速420kmのリニアモーターカー。
急ピッチで工事が進む上海万博会場。
昨年、訪中した僕は、すべてのことに圧倒され
中国がやがて世界を席巻する日が来ると予感した。
 
実は中国語版で翻訳された私の著書が
科学出版社(北京)より出版されている。
住宅セールスのコツを紹介した本だ。
タイトルは
『 qing song shou lou 』と読む。

 
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『お墨付きが倒壊?』

政府のキモ入りで200年住宅として
普及が画策されている「長期優良住宅」が
耐震実験で倒壊した。その生々しい写真を
見てほしい。その横には倒壊を想定していた
建物が何食わぬ顔して残っている。
 
旧建設省が1988年にスタートした
「センチュリーハウジングシステム」は
100年住宅として旗揚げした。
しかし今年3月廃止。年間認定数は565戸。
1996年のプラスYOU住宅も多額な
国費をつぎ込んだが消滅。
消費者(建主)の支持が得られなければ
国策も何もあったものではない。
 
「長期優良住宅」も補助金カット?最悪廃止。
悪い予感が当たらなければいいが…。 
 
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『変なこった』

政府の行政刷新会議は議論白熱の中、
27日「事業仕分け」作業を終えた。
しかしこの仕分け結果を予算編成に
どこまで反映できるかが次の山場だから
これからが正念場。行方を注目したい。
これだけ国民の衆目を集めたのだから
「廃止」をひっくり返すこともあるまい。
 
今年1月に復活した太陽光発電の
補助金412億円が「事業仕分け」で
予算計上を見送られた。???である。
鳩山首相のCO2削減宣言に加え
電力会社への売電メリットと補助金効果で
太陽光パネルの出荷が大幅に拡大していたのに。
予算削減がどの程度か?結果を見守りたい。
 

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