「あちこちで現場を見かけるもんだで、
どえりゃ、儲かってるげな。安くしてちょう」
「いいモンは売れるで、だもんでオマケを
つけとくで買ってチョウデーヤー」
これは研修時に組み立てた
名古屋弁での応酬話法である。
年輩の資産家が対象だとこうなる。
方言にはその地の独特の味があるから面白い。
愛知県人はトヨタを筆頭にモノづくりが
自慢であるし2年前に名古屋大学の
関係者が3人もノーベル賞を受賞した。
ヒット商品も多く、発明の街でもある。
「愛知の人はでら器用だがね」
「でら」とはとてもという意味。
「モノづくり自慢、アイデア発明家、器用な達人」
そんなイメージを描いて愛知を訪れると
いろいろと気付きが発見できるから楽しくなる。
名古屋モード学園スパイラルタワーズ
カテゴリー: 丸山景右
『おまけ』
名古屋・熱田神宮で講演。
300人余の人がかけつけ盛況だった。
『売れない時代』に話の締めは
「どうすれば売れるか」でシャンシャン。
懇親会でたくさんの人と縁ができた。
「得する楽しい商品企画」や「おまけ」の
話題でもちきりでアイデアもいただいた。
愛知県人は慎重だが決してケチではない。
結婚式は金に糸目をつけず(昔の話?)
子供の家づくりに大枚をはたく。どうやら
『おまけ』や『お値打ち』が好きなようだ。
写真下は宴会を上手に仕切る I さん。
愛知で1棟目の「雨楽な家」を建てた人だ。
これも何かのご縁である。
中締めの後、ホロ酔い気分で会場を後にし
新幹線で移動。拙著もたくさん売れたようだ。
『ケイスケ』
とてつもないニューヒーローの誕生。
それは南アW杯で大活躍の本田圭佑。
僕と同じ<ケイスケ>だから贔屓に
していたが…。「すごい」の一言だ。
彼は巷では「ビッグマウス」と呼ばれる。しかし
これほどファンを酔わせる選手はいない。
釜本、杉山、カズ、ヒデ、俊輔…。
彼らとは一味ちがう無限の可能性を
秘めた逸材であることに誰も
異論を唱える者はいないだろう。
「万全の準備で臨めば怖いものはない」
「不可能はないことを証明したい」
「喜べない。満足できない。目標ははるか先にある」
冷静かつ力強いこの本田のインタビュー談話。
眠い?とんでもない。
実況中継に釘付けにさせてくれた
侍ブルーに感謝。サッカーの醍醐味をありがとう。
FIFA公式サイトより
『家内の楽しみ』
「女房」という二文字は平安時代の貴族に仕えた
奥向きの使用人のことを意味するから
「うちの女房」なんて言葉は失礼だと思う。
人は連れ添いのことを勝手気ままに口にする。
「嫁」「妻」「ワイフ」「細君」「ママ」「かみさん」
「家内」「ツレ」「奥方」「山の神」「女房」。
それぞれ人柄が偲ばれて面白いものだ。
普段、僕はツレのことを「良(リョウ)さん」と呼び
他人には「家内」という。この歳になると「家内」は
違和感がないし、上品そうだからいい。
そんな「家内」が最近、洋裁にハマっている。
ハギレを買って来て孫の洋服や
小物を作るのを楽しんでいる。
「肩こった」の声に「年とった」が合言葉の会話に
笑むことが多くなった今日この頃である。
『楽しいスタジアム』
初めてマツダスタジアムを訪れた。
超満足のファンで埋まっていた。
球場の外周を囲む通路は風通しが良く
自由に立ち位置を変え観戦できるのがいい。
ひと際目立つフィールドにせり出た
2階スタンドの造りは異様だ。
ファウルグランドは狭く身近で選手の
プレイが堪能できるが、打球にはヒヤヒヤする。
客席は「砂かぶり席」「パーティフロア」
「テラスシート」など独自の観戦スタイルが楽しめる。
このスタジアムは本場アメリカの球場を
参考にして設計している。見事だ。
僕はヤンキースの大ファンで
ヤンキーススタジアムの見納めに
渡米した3年前を思い出した。
『観る野球から楽しむ野球へ』
ファン層はきっと拡大するにちがいない。
『朝食』
最近、楽しみになった朝の食事について一言。
「納豆じゃこオムレツ」調理時間5分。
これはツレが手早く作る朝食の
レシピ本のメニューである。
出張先のホテルの朝食バイキングも楽しみ。
名古屋ではたまに、朝早く喫茶店へ出向く。
どの店も常連客で満席でユニークな
おまけ付きのモーニングサービスが人気だ。
休日には家族連れでにぎわうらしい。
これはもう名古屋独特の文化である。
今朝も新聞を片手にオヤジスタイルで
朝食を摂る。『カロリーノート』に記録しながら…。
『志あらば』
鳩山政権が相変わらず迷走している。
『たちあがれ日本』『日本創新党』『新党改革』と
選挙戦をにらんでの新党ブームも尻すぼみ。
坂本龍馬に自らを模していち早く
アドバルーンを上げた政治家も影はない。
彼らに日本を大革新したい大志はあるのだろうか?
明治維新では「薩長土肥」の地方の
下級武士たちが「志」を持って行動した。
彼らの不満は相当なもので、いわば
テロリストの境地だったにちがいない。
それぐらいの気概がなければ、革新はムリ。
「龍馬ブーム」の折、志ある『知行同一』の
男気のある政治家の出現に期待したい。
出典:フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』
『時を噛みしめて』
仕事を終え往年の「坊ちゃん列車」に
乗って道後温泉界隈を訪れる。
車窓から流れる風景は何ともいえない。
煙りを上げて疾走しそうな列車に
シャッターを押す人が多い。人気抜群だ。
翌朝早く移築された湯月城跡を訪れる。
仕事をリタイアした人たちが散策していた。
ベンチに腰かけ新聞に目を通す人がいる。
なんとぜいたくなことか。
僕たち団塊の世代は少し
急ぎすぎたのかもしれない。
たまにはいいもんだ。
次は鈍行列車に乗って
ゆったりした時間を過ごしてみたい。
『信じる力』
大阪・釜ヶ崎で日雇労働者を相手に30年。
借用書なしでお金を貸す人がいる。
ケースワーカーの入佐明美さんのことが
月刊誌WEDGEに掲載されていた。
明日の仕事があるかどうかわからない人に
なぜお金を貸すのか?
彼らはなぜきちんと返すのか?
嘘のような話に何度も記事を読み返した。
「西城のねえちゃん」こと入佐さんは凄い人だ。
ケンカや酒を飲んで人に迷惑を
かけていると耳にすると飛んで行くという。
「相手の気持を慮ることができれば
人は人を裏切らない」これが
入佐さんの人間観である。
「人を信じて向き合って生きていくこと」
の大切さを思い知らされた。
『奇跡じゃない、底力だ』
異業種から住宅営業を志願したW君、32才。
入社後、18ヶ月間も0(ゼロ)が続いた。
そんな彼が注文住宅を年間3億4千万円も
受注してトップの座を獲得した。
全社員が唖然とした。
現場監督から転向したS君も3位入賞。
女性セールスのOさんも好成績を収めた。
「不況だ」「値引合戦だ」「価格が高い」などの
売れない言い訳は誰でもできる。
売れないのは営業の
正しい方法を知らないだけだ。
檄も精神論も要らない。能力にも大差なし。
愚直にコツコツやれば成果に繋がるのが営業の世界。
因みに縁あって力添えしたS建設は
2009年度170棟を達成。(前年度141棟)
『人の素晴らしさ』を痛感した1年間だった。