会員30社を擁する「すぐやろ工務店会・中部」。
エリア内に独自の単独展示場が
9か所、リック住宅プラザと工事中を含めると
今夏には14棟の住宅展示場が点在する。
営業の苦手な工務店の展示場を活用した営業。
僕の描いていた「工務店必勝」パターンである。
先日、総合展示場にオープンする上棟現場を視察した。
福岡でもプレハブメーカーが建ち並ぶ
総展に今夏オープンするモデルハウスの
設計・デザインに着手した。
「雨楽な家」を開発して11年。
新しい時代の新しい展開が面白くなる。
カテゴリー: 丸山景右
『素材革命』
工場の壁とのすきまは5mm。
その断熱工事を請負ったのは日進産業の石子社長。
残念ながら施す策はなかった。24年も前の話だ。
外断熱を提案した専門家がいたが予算が莫大。
施工をあきらめかけたが1枚のチラシから
ヒントを得て塗装による断熱を研究した。
2006年宇宙航空研究開発機構(JAXA)から
ライセンスを取得しロケットの先端を高温から
守る断熱材の技術を基に改良を重ね
誕生したのが断熱塗材の『ガイナ』である。
特殊セラミックで構成された塗るだけで
断熱・遮熱・結露防止・防音・防汚・空気質改善など
15に及ぶ機能を発揮する「スグレモノ」だ。
塗膜の薄い塗厚0.4mmの断熱塗料。
過去の常識を打ち破った素材として
節電、省エネの時代に耳目を集めるだろう。
『めんそーれ沖縄』
仕事と休養を兼ね沖縄へ。
この時期でも24℃の温暖に恵まれ
プロ野球の10球団が汗していた。
定番の観光を終え「ひめゆりの塔」を訪れた。
敗戦濃い戦場にくり出された学徒たちが
耳にした突然の「解散命令」。
激しい砲爆撃の続く最中で
残酷だったにちがいない。
絶望し自ら命を絶った若者たち。
夢見る年頃のごく普通の楽しいはずの青春。
それを戦時色に塗りかえた悲惨な「戦争と教育」。
今日日、「不況だ」「電気不足だ」「政治不信」なんて
言ってられるか。自分をしっかり鼓舞してみた。
戦争の恐ろしさを痛感し心洗われた4日間。
今日からの元気の源にしたい。
『座談会』
100歳以上の高齢者を「百寿者」という。
1963年に153人だった百寿者は
2010年には47756人に増えた。
なんと300倍。世界一の長寿国、日本。
高齢化のスピードは桁違いである。
先日、東京で高齢者の生き様を語る
座談会に出席。内容は後日HPで公開したい。
元総理の海部俊樹さん、ノーベル物理学賞を
受賞した小林誠さん、そして小野昇さん。
座談会は終始、なごやかだったが僕は
諸先輩からしっかりパワーをいただいた。
昨年の秋に経営指導を受託した住宅会社で
僕は“「生きがい、やりがい、尽くしがい」を
モットーに全力投球します。”と宣言した。
今回の座談会は「高齢者の生きがい」がテーマ。
老いても健康に生きる秘訣は「生きがい」であろう。
生きがいは人に生きる価値を認識させて
幸福な人生を送るための羅針盤となる。
僕も生涯現役。仕事を楽しみ、自立した日々を
送り続けたい。そして至福の時を迎えたい。
『泡盛』
毎月開催される千葉地区での工務店研修会。
その後の恒例の新年会は盛り上がった。
沖縄料理店で「鍋」(?)に舌鼓みしながら
本場の『琉球泡盛』で乾杯。乾杯。乾杯。
「泡盛はタイ米が原料。500年以上も
前から守り続けられた製法で造られる
蒸留酒だ」と沖縄出身の工務店社長の
ウンチクが止まらない。宴もたけなわの折
突然誰も彼も「ハッピーバースデー」を
僕のために歌ってくれケーキもプレゼントされた。
そうそう、午前様になれば、僕のバースデーだ。
2月5日から8日まで仕事を兼ね沖縄へ旅する。
特産の『琉球泡盛』でも買ってこよう。
『復興のノロシ』
毎年、自宅前の沿道で地元の人たちと
声援を送る都道府県対抗男子駅伝。
17回大会は兵庫が混戦を制した。
東日本大震災から10か月。安芸路では東北の
チームへの応援が半端じゃなかった。
折れそうな心に耐え、歯を食いしばりゆがむ顔。
不安を吹き飛ばし脚を前へ前へ踏み出す。
思いをひとつにこめたタスキを継ぐランナー。
倒れこんだ仲間を介抱する裏方メンバー。
駅伝には思いがけないドラマがある。
喚声、笑顔、涙…そして拍手。
今日から月末まで、関東・九州へ出張。
選手たちがつないだメッセージを
肝に銘じ使命を全うしたい。
2012年1月23日
写真(中国新聞・朝刊)
『林野庁長官賞』
同郷の建築家・佐伯欣一の作品を見学した。
林野庁長官賞を受賞した老人ホームだ。
彼とは5年ぶりの再会だった。
建物は木造軸組・430坪の平屋。
随所に木の架構美が堪能できる。
外壁は焼き杉と漆喰。柱・梁は95%県産材。
地元の大工・職人さんの腕も見事だ。
彼はアメリカやシンガポールで活躍後、
一時期「雨楽な家」のメンバーに加わった。
今は故郷・松山で活動している。
奇しくも「雨楽テイスト」の高齢者住宅。
正直、嬉しかった。感動した。
『マルさん』『キンちゃん』コンビで
超高齢化時代に、社会貢献したい。
建物全景
高齢者が集う食堂
石畳と木の架構美(車寄せ)
『只今、CM放映中』
僕たちが2006年に千葉県君津市で
プロデュースと設計を担当した
商業建築物の房総「四季の蔵」。
4261坪の敷地に延732坪の
和テイストの建物が建つ。その作品が
「ダイハツタント」のテレビCMで好評放映中だ。
「パパとママの子育て奮闘記」
「回転寿司編」(15秒)はユースケ・サンタマリアと
小池栄子が夫婦役で出演している。
「今日は何でも食べていいぞ」
「金皿はダメだぞ」
アルアル、よくアル話だ。
房総「四季の蔵」全景
囲炉裏とかまどのある和食処「季楽里」
房総の特産品が並ぶお土産処「旬彩」
ちょっと一息いれたいときはカフェゾーン
天然水を使用した足湯のコーナー
『電気泥棒?』
Bitters End 配給作品
『明りを灯す人』公式サイトより
天山山脈のふもとのキルギスの小さな村。
そこに名もなき電気工がいる。
村の人々は彼を『明り屋さん』と呼ぶ。
純朴で正直な明り屋さんの夢は
風車をたくさんつくって
村中を明りで満たすこと。
そして息子を授かること。
『明りを灯す人』の予告篇をネットで観た。
名匠クバト監督の作品でカンヌ映画祭に
出品されやがて全国の劇場で公開される。
「電力問題」で迷走する日本人にとって
パロディメッセージに映るから面白い。
『アレはあんたのオモチャかい?』
『イイヤ、あれは発電所だ』
『極めたい』
昨夜、飛び込んできたイランの
強硬な威嚇発言報道。
核問題絡みで制裁が科せられた場合、
ホルムズ海峡を封鎖するという。
どうなる日本、やはり米国頼みか。
時の人、橋下市長の言動には溜飲が
下がる思いだ。アッパレだ。
既得権益をブチ破り、大阪から日本を
本当に変えてしまいそうな勢いだ。
消費税増税をめぐる混乱から
野田首相が解散・総選挙に踏み切るのは
6月頃か。国政狙う橋下戦法に期待したい。
政治・経済がどうなろうと自分たちで
道を拓かねば明日はない。淘汰されてしまう。
逆境だからやる気になる。
面白い時代だからワクワクしてしまう。
健康に留意し「今日だけ懸命」の
強い精神で仕事を楽しみ極めたい。