『これが噂の……』

仕事で札幌を訪れた。
千歳空港で人だかりに驚く。
「これが噂の花畑牧場の生キャラメルか」
ネット上でのクチコミが広がり、この長蛇の列。
 
初めて口にしてみた。「美味しい、なるほど」
値段は高いけど、手造りで人気沸騰。
こだわって他に類のない良品は
いつの時代もヒットするものだ。
クチコミとネットの威力を痛感した。
  
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『自信の根拠?』

1月6日のブログ“自信について”に問合わせあり。
「丸山さんの自信の根拠は?教えてください」
  
「根拠?強いて言えば、難しい事にぶつかっても何となく
大丈夫
と思うことかな。すると自信が湧いてくるから」
私はモハメド・アリのように自信過剰・大言壮語のタイプ
ではないがそこそこ自信家だ。自信の根拠?それは
炎天下の高校野球での貴重な経験から得たものだ。
 
絶対不利の前評判を「何とかやれそう」の心意気で
勝利した帝京戦。とりあえず「やれそうだ」という
いわれのない自信を持てば「何とかなる」ことを掴んだ。
スポーツ選手に限らず、人は皆やる前に「無理だ」と諦めたら
それで一巻の終わり。私は何事においても不安になると
高校時代の新聞記事と、表彰状を見て元気になる。
『帝京を完封したじゃないか』
『ダイジョーブ、何とかできそうだよ』
 これが自分を奮い立たせる、ワクワクさせる根拠である。
いわれのない自信をもとう。
 
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『粋なもてなし』

先日、訪れた温泉宿『石亭』は何もかも粋だ。
部屋に通されひと息いれて書斎机に
座ると、白い小石と松葉と一文が置かれていた。
 
まだ 手紙のなかった頃、
人は小石に松葉を結んだものを
置きつづけ、想う人を待ちました。
その小石がなくなった時、
その思いは伝わったといいます。
「小石に松」 ——— 「恋しく待つ」
  
お客様のご来亭、心よりお待ちしておりました。
                                                                石亭
 
心憎い演出である。人は粋なもてなしに
つい、乗せられてしまうものだ。
 
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『隠れ家』

安芸宮島の対岸の山の麓にある『石亭』で寛いだ。
私が今まで訪れた和風の温泉宿としては
道後の大和屋、山形の名月荘に匹敵する。
  
宿に着いて黒瓦敷の廊下をゆっくりと渡る。
昼間なのに随所にあかりが灯っている。
ほどなく安庵という離れ家に通される。
仲居さんに一通りの説明を聞き、小雪が舞う中を
足早に露天風呂へ。これが私の定番コース。
瀬戸内の絶景を目にして殿様気分で
湯につかるのは最高だ。心もイノチも洗われる。
夕闇迫る事、かがり火が焚かれ、その火が
庭の池に映るのがとても幻想的である。
そして石亭自慢の料理。海・里・山のものに舌鼓する。
 
日本の伝統と先人の道楽が味わえる温泉宿。
乙でたまにはいいもんだ。
  
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『頑固でも貫く決意』

昨年は,あらゆる分野で偽装が話題になり、
特に中国食材問題で「食の安全」に対する
消費者の不安はピークに達した。
産地が問われ、鮮度や品質管理・賞味期限までも
厳しくチェックするのが当たり前の時代となった。
  
耐震偽装であれだけ非難された姉歯事件。
しかし住宅業界では『安全』に対する意識に
緊迫感が伝わってこない。残念なことだ。
 
「我家は地震に大丈夫ですか?」
「一級建築士が設計し、ベテランの腕のいい大工が
造るから大丈夫だよ」なんて答える工務店社長。
 住まいの安全を考える時、職人さんの経験や
勘より重要なのはきちんとした構造計算である。
弊社の設計部では6人のスタッフで年間120棟の
住宅設計を受託しているが全棟、構造計算の実施を決定。
『全棟、きちんとした構造計算を!』
声を大にして一石を投じたい。不退転の決意で。
 
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築後8年の「雨楽な家」は頑丈です。
 

自信なんて『張り子の虎』。

暗いニュースが続く中、2009年が幕を開けた。
『国民を愚弄し無策で…』といくら愚痴っても
誰も助けてくれない、どうにもならな~い。
共に闘うことを忘れ、うろたえ、自信喪失した日本人。
お正月に人生の大先輩が毅然として言った。
『戦後のあの時代と比べたら、屁のツッパリにも
ならん』私は戦争は知らないが同感!同感!
  
自信がある人はどんなピンチに追い込まれても
あきらめない。だから強いのである。
『何とかできそうだ』と思うことが自信。自信なんて
張り子の虎のようなもので紙が破れてもドンマイだ。
 
苦しい時も『できる気がする』とセルフイメージを
つくり上げてみよう。必ず自信が湧いてくるから……。
  
お正月のおみくじは凶でも関係な~い。
100年に1度の大不況と騒ぐメディアも無視すればいい。
やがて株価も円高も回復するから、自信をもってGOしよう。
  
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江本恵子さんから贈られてきた絵

『沈まぬ太陽』

山崎豊子さん原作の長編小説「沈まぬ太陽」。
誰もが知るベストセラーでもあるが渡辺謙主演で
映画化が決定した。上映時間は3時間余りに及ぶらしい。
 
この小説は航空会社で会社と闘い続けた男を
描いたものであるが、今まで映画化が
不可能と言われ、何度も頓挫してきただけに
映画ファンの期待は大きいものがある。
 
ドラマの舞台は世界各国に広がるし
日航ジャンボ機墜落事故をどう扱うかも
興味のあるところである。JALの社員が絡む
ドキュメントだからJALの反発は必至となろう。
そんな背景から舞台ウラも白熱化されキャスティングも
楽しみなこの大作は来月からクランクインする。
 
今年5月からスタートしたブログ。
アッという間の1年だったが来年も正しい目と
行動力ですべての閉鎖感に風穴を開けたい。
We can change! よいお年を!
 
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『2009年問題』

トヨタショックにつづき世界のソニーも
16000人の人員削減を発表。
景気の悪化で、来年は今以上に『派遣切り』で
大量の失業者が出る可能性が大となった。
 
法改正で派遣期間が1年から3年に延長された
のが2006年。その期限切れが来年になること
から『2009年問題』と揶揄されているのである。
 
製造業の派遣労働者は24万人。
国も政治家も企業も全くアテにできない
時代に、日本はどうなる?考えると空恐ろしい。
お蔭さまで忙しくかけまわっているが、
仕事があるということは幸せである。
やらねばならないことは山積だ。
体調を整え前へ前へチャレンジしていきたい。
 
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『オバマは美しい』

アメリカの次期大統領はバラク・オバマ。
選挙戦では「change」「Yes! We can」の
合言葉を力強く叫ぶ熱狂的な黒人パワーが
さく裂した。そして彼らの感涙に咽ぶ姿が印象的だった。
 
オバマ効果で一躍、名を売ったのは福井県の小浜市。
平成8年の初冬のこと。小浜駅の改札を出てきた年輩の
ご婦人が煙草の吸殻に気付き、さり気なくゴミ箱に
捨てました。そして何事もなかったように立ち去りました。
さらに、その様子を見ていたキヨスクの店員さんが
チリトリとホウキをもって飛び出してきて
『ゴミは落ちていないか』入念にチェックしていました。
私は傍らで、その光景を目にして感動しました。
改札を見上げると『ゴミのない№1の小浜駅』の
看板が掲げられていました。 
 
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『ほうける』

酒の席で突然、友人の名を尋ねられた。ウーン?
思い出せない。3分後、やっと・・・・・。
これは酒のせいではないぞ。
今回はとてもショックだった。認知症?年のせい?
 
認知症とは記憶や判断力などの障害で
脳の神経細胞が死滅することが原因らしい。
老化ならあきらめもつく。しかし認知症だとしたら・・・・・。
 
そこで認知症の危険度チェックをしてみたが
アンケート結果は問題なしであった。
認知症を防ぐ唯一の予防法は
「ほうける」ことを楽しめばいいらしい。
「ほうける」とは耄けると書く。知覚が鈍くなることである。
演技でもいい、一丁ほうけてみるか。
 
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