「カンカンカン」「ドンドンドン」
境内に拍子木と太鼓の音が鳴り響く。
夏空の下、子どもたちが、そぞろ集まる。
最前列に陣取りゴザを敷いて膝を組む。
幼少の頃、僕はこの紙芝居に夢中になり
ワクワクしながら想像力をかき立てていた。
京都の清水寺では安野侑志さんが
紙芝居で人気を集めているという。(写真)
安野さんのモットーは集まった子どもたちを
“命じない、禁じない、叱らない”のだという。
紙芝居には双方向のコミュニケーション
効果を高める醍醐味がある。
水木しげる、白土三平などの大御所も
紙芝居の原画を描きながら名をなしたという。
「話に耳を傾けてくれない」と嘆く営業マン
彼らのために「紙芝居」は面白いと思う。
早速、アイデアを練ることにした。
写真:雑誌「ひととき」より