江戸時代の上屋敷を四年がかりの改修工事で
再現した建物がこの秋に披露される。
舞台は広島市西区古江にある上田流和風堂。
そこでは茶道家元の上田宗箇流が今も営まれている。
流祖は豊臣秀吉の側近大名に抜擢され、千利休と
古田織部に茶の湯を学んだ上田宗箇氏である。
空間を見せる武家茶の世界の魅力を演出するため
関係者は来春の一般公開に向けて英知を集めているという。
もう一つの話題、上田宗箇流の若宗匠は元ダンサーだ。
昨年3月に帰広するまで、東京でプロのヒップホップ
ダンサーとして「かっこよさ」を追求していたらしい。
モヒカンの髪型でお点前を披露する。結構ではないか。
写真・中国新聞社提供