何かと物議を醸す日本の国技、大相撲。
昔から相撲ファンだったが、2011年に一気に熱がさめた。
それは週刊ポストがスクープした八百長問題。
本場所で力士同士が白星を金で売買することが
大相撲野球賭博の捜査で発覚した。力士たちの
携帯電話のメールから足がついた。
メディアが騒ぎ立て3人の力士が八百長を認め
春場所が中止され失望したものだ。その後も
2007年に起きた時津風部屋の力士暴行死事件。
そして昨年11月の横綱、日馬富士の暴行事件。
八百長疑惑も払拭できず、相撲協会の体質は
変わらないまま。しかし「ガチンコ」相撲が注目され
横綱の「品格」が問われる中、今、大相撲が面白い。
3日目は白鵬があっさり完敗し、稀勢の里も2敗目。
それでも今場所は中入り後、終盤の取り組みにワクワクする。
「ガチンコ」相撲が面白い。
がむしゃらに再起をかける稀勢の里にエールを送りたい。
中国新聞 2018・1・16 朝刊より