伝統の技が息づく愛媛県の内子町を訪れてみた。
四方を山に囲まれ白壁の町家が軒をつらねる町だ。
宿に着いてすぐ歌舞伎劇場『内子座』へ。
ここは幼少の頃に父のバタンコで来た記憶がある所だ。
受付の人に回り舞台・花道・桝席などを案内してもらった。
1985年に町民の熱意で復元された内子座は
昔は歌舞伎に文楽・落語・映画が演じられ、地域の人の
心の糧であったにちがいない。芸能を愛した人々が
農閑期に楽しみにしていた唯一の拠り所であったと思われる。
今も年間80日近く劇場として活用されているらしい。
内子座から商いと暮らし博物館、そして
上芳我邸などの家並みを見学して帰路についた。