『高校野球』

真白なユニフォームに腕を通し
初々しい姿で白球を追う。
今年も高校球児の夏が始まった。
過酷な訓練を積み重ねてきた球児たち。
がんばれば願いが叶うものと
思えなければ高校野球なんてやってられない。
 
昔、僕はひそかに「甲子園の夢」を描いていた。
しかし準々決勝で0対2で惜敗。
そびえ立つ入道雲を背にし
流した汗は貴重な財産だ。
炎と書いて「ほむら」と読む。
この「ほむら」との闘いがなつかしい。
 
久しぶりに母校の応援に出かけた。
しかし初戦敗退。涙に眩れる選手たち。
「いつの時代も高校野球はいいよね」
 
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