『邦画』

今月、見た邦画は
「のみとり侍」「妻よ薔薇のように・家族はつらいよ」「孤狼の血」
の3本。それぞれジャンルが異なる。これがオレ流。

なかでも呉と広島が舞台となってロケが敢行された
「孤狼の血」は久しぶりに骨のあるバイオレンス映画だった。
暴対法成立前の昭和63年が時代背景となって
警察と暴力団が激しくぶつかり合う。
東映のヒットシリーズ「仁義なき戦い」や綾野剛が好演した
北海道警察で起こった実在の事件をもとに描いた
「日本で一番悪い奴ら」そして北野武監督の
「アウトレイジ」と同様、衝撃作品だった。

人と人の感情のぶつかり合いが、コト細かく
描かれ、荒くれ刑事役の役所広司と
エリート新人刑事の松坂桃季のハードボイルドな
演技も見事。「正義・人情・生き様」がスクリーンから
リアルに伝わり当時の恍惚と熱気で観衆を巻き込む
秀作だ。早くも続編が決定。楽しみである。

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