『本を上梓するということ』

悠々自適に暮らしている田舎の友人が
自叙伝を綴って自費出版し、同級生に
かなりの数を送った。あまり親しくなかった
ある同級生は、突然のことで驚いたらしい。
友人は「国会図書館に寄贈したら礼状が届いた」
とも話していたそうだ。この話は少し前、
帰松したときの仲間内での話だ。

浜松で出版記念セミナーに講師として招かれた。そこで
20年前から拙書を愛読しているという営業マンと出会い
5冊もの拙書にサインをねだられた。
「会えて感動しました」の声に、僕も手が震えた。

新しい人とのご縁が僕を元気づけてくれる。
「お年はいくつになられましたか?」の外野席の声に
「あなたより少し上です」
シャンシャン。

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