ハウスメーカーの歴史は大手企業の
松下・東芝・東急の旗揚げで始まった。
そして世間を驚かせたのは「住宅の月賦販売」。
その妙手で隆盛を誇ったのが
木造御三家の太平住宅・殖産住宅・日本電建。
残念ながら三社とも、今は存在しない。
次に台頭したのがプレハブメーカーで
積水ハウス・大和ハウスなどが、営業マンを
擁し『住宅展示場』戦略で急成長した。
1960年代のことだから半世紀も前の話だ。
しかし今は住宅展示場は閑古鳥が鳴く状態となった。
そんな折、弊社主宰の「すぐやろ工務店会(67社)」の
会員6社が昨年「雨楽な家」の住宅展示場を
オープンした。今春にも4社が予定し
全国で21か所を数えることとなる。
営業マンのいない小さな工務店が
最小限の経費で住宅展示場を運営する。
地域密着で家づくり理念を伝播し
ファンづくりに徹する。工務店の逆襲が面白い。